トップ教えて!ハテナさん~子育てコラム~第19回「テレビとの上手な付き合い方」編1

アクトウェア研究所代表、常磐短期大学特任准教授、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。乳幼児の発達心理学を専門とし、子どもの排泄行動などを研究テーマにしている。著書に絵本「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」「うんこダスマン」(ほるぷ出版)、「保育園は子どもの宇宙だ!トイレが変われば保育が変わる」(北大路書房)などがある。幼稚園、保育園の園環境のデザインや提案を行っており、特にトイレ空間が得意である。

[第1回~第21回執筆者]
十文字学園理事・十文字学園女子大学特任教授、筑波大学客員教授、お茶の水女子大学名誉教授、学術博士。発達心理学、認知心理学、保育学を専門とする。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(冨山房インターナショナル)など多数。

第19回「テレビとの上手な付き合い方」編1

―たのしく・あそぶ・まなぶ・そだつ―

今回は、子どもの「脳の育ち」を軸に、子どもの成長のプロセスを
内田先生がやさしく解説してくださいます。
脳の発達の段階に応じた、折々の子どもの姿がわかると、
子育ては一層たのしいものになることでしょう。

(お悩み)
『子どもがテレビを見ている間は静かなので、ついついテレビに子守をさせてしまいます。テレビはやっぱり子どもに悪影響を与えてしまうのでしょうか?』
 
テレビの見せすぎは、言葉の発達の遅れを招く可能性があります。
  

テレビが子どもに与える影響についてはさまざまな意見があります。2歳以下の子どもには見せないほうがいいという意見もありますが、そうなると親もテレビのない生活を強いられることになります。これだけテレビとのかかわりが密接になっている今、まったく見ない生活にするのは難しいでしょう。
あまり神経質になる必要はありませんが、テレビは子どもにさまざまな影響を与えるのも事実です。
 
あまり長時間テレビを見せていると、言葉の発達が遅れたり、お友達とうまく遊べなくなるなどの弊害も出てきます。長時間雑音の中に放っておかれると、人の声に関心を示すことが少なくなります。お母さんと直接やりとりする時間が短いために、しっかりとしたつながりをつくるのが難しく、音声的なやりとりの機会も奪われてしまいます。その結果、人との付き合い方の基礎を育めず、言葉の発達も遅れてしまうのです。
 
生後3~4ヶ月の赤ちゃんも、50%以上がすでにテレビを見ています。もちろん、赤ちゃん自身がテレビのスイッチをつけてチャンネルを選ぶわけではありません。お父さん、お母さんがテレビをつけている番組を見ることになりますが、ときおり、大きな音や聞き慣れたコマーシャルのフレーズなどに反応して画面を見つめる姿が観察されます。テレビの内容を理解できるようになるのはまだ先ですが、すでにテレビの影響を受けているといえるでしょう。

 
me[ミー]冬号2017 Winter Vol.33より転載

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アクトウェア研究所代表、常磐短期大学特任准教授、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。乳幼児の発達心理学を専門とし、子どもの排泄行動などを研究テーマにしている。著書に絵本「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」「うんこダスマン」(ほるぷ出版)、「保育園は子どもの宇宙だ!トイレが変われば保育が変わる」(北大路書房)などがある。幼稚園、保育園の園環境のデザインや提案を行っており、特にトイレ空間が得意である。

[第1回~第21回執筆者]
十文字学園理事・十文字学園女子大学特任教授、筑波大学客員教授、お茶の水女子大学名誉教授、学術博士。発達心理学、認知心理学、保育学を専門とする。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(冨山房インターナショナル)など多数。