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認定こども園 取手ふたば文化(茨城・取手市) 住谷 豪

「2位と2位のほうがいいよ……」

2013年12月18日、
住谷豪先生に賞状と研究助成金をお渡しするために、
勤務されている認定こども園 取手ふたば文化に伺いました。

初めてお会いした住谷先生は、
今回の受賞作品や、事前に提供いただいていた保育風景の写真から受けた印象通りの方です。
写真の中で、住谷先生はいつもハーフパンツ姿でしたが、
会ったその日もそうでした。
今にも雪が降りそうな寒い日でした。

賞状の授与に先立ち、
先生が担当する5歳児クラスのこどもたちが全員で、
私に「ドレミの歌」など3つの歌をプレゼントしてくれました。
ピアノ伴奏は住谷先生です。

大きな声で元気に、ときにはささやくように、曲を表現していました。
ふだん相当一生懸命に取り組んでいるのだとわかります。
住谷先生の受賞作品は、運動会のクラス対抗リレーで勝ちにこだわり、葛藤する子どもたちを描いているのですが、何事にも本気で取り組んでいる子どもたちなのだとうかがい知ることができました。

そして受賞式。
少し照れた様子の住谷先生と、誇らしげな子どもたちです。

最後に、「子どもたちが、土手を見せたいと楽しみにしているんです」
ということで、園庭の前に広がる荒川の土手を先生と子どもたちに囲まれながらいっしょに走りました。

ある男の子が、贈賞式で賞状をみて思い出したのでしょう、
「うちのお兄ちゃんは、絵が4年生で一番になって、賞状をもらったんだよ」と
小走りしながら話しかけてくれました。
「お兄ちゃん、すごいね!」
私は答えました。
「豪先生もすごいんだよ。豪先生の作文は、日本で一番になったんだよ」
すると
「にほんでいちばん!?」
男の子は立ち止まって、絶句していました。

住谷先生、
日本で一番の作品、ありがとうございました。

年末のたいへんお忙しいなか、
住谷豪先生、
菊地さと子園長先生、
たいへんお世話になりました。

編集部 宮川 勉