[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー
台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
第9回子育てこんな時、こんな本vol4 眠りにいざなう絵本
眠りにいざなう絵本
暑く長い夏休みも終わりに近づいてきました。まずは夏の間に乱れた生活時間の軌道修正を…。そんなときお薦めの、眠りにいざなう絵本、集めました!
さあ、寝る時間ですよ
『おやすみなさい』新井洋行/童心社 0~2歳
お布団をかけて遊べるしかけ絵本です。「くまさん くまさん ねるじかんですよ」と、お布団をかけてあげましょう。すると、くまさんは目をつぶって「おやすみなさい」。うさぎさんも、ねこさんも、ふんわりふかふかのお布団で「おやすみなさい」。みんなにお布団をかけ終えたら、さあ、もう寝る時間ですよ。
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■3~5歳には
『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』高野文子/福音館書店
「しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさん…」。お布団に入る前、男の子はそっと寝具にお願いをします。怖い夢をみないように…おしっこをしないように…朝までぐっすり眠れますように。
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おやすみおやすみ
『おやすみ おやすみ みんな おやすみ』かのうかりん/金の星社 0~2歳
「おやすみ おやすみ キリンさん、おやすみ おやすみ コアラさん。」優しく語り掛けるような言葉と、柔らかく繊細なタッチの絵。読んでいる間に、なんとも幸せな気持ちになれる絵本です。それぞれが、。安心して眠る場所のある幸せに浸れます。
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■3~5歳には
『おやすみ おやすみ』シャーロット・ゾロトウ 岩波書店
色と音に溢れる毎日。眠りにつくときくらい、こんな穏やかな色と言葉で包んであげたい。読んであげる大人のも癒されて、明日が良い一日になりますように。
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夢の世界へ
『ゆめみるじかんよ こどもたち』ティモシー・ナップマン/BL出版
森の奥から不思議な声が聞こえます。「ゆうら~」確かめに行こうとする姉のアリスに弟のジャックは言います。「もしも、オオカミだったらどうするのさ!」子どもたちのリクエストで一番多いのは《コワイ本》。おやすみ前にお薦めのコワさです。
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■それでもまだ眠れない子に
『くらやみのなかのゆめ』クリス ハドフィールド; ザファンブラザーズ/小学館
クリスは暗闇が怖くて眠れません。エイリアンがいるかも!でも、暗闇の中にあったのは、とびきり素敵な夢でした。宇宙でデヴィッド・ボウイを歌った宇宙飛行士クリス・ハドフィールドのお話です。
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