[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー
台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
第22回お手伝いが楽しくなる本
年末年始は華やかですが、何かと忙しい季節です。子どもたちも冬休みに入り、家庭で過ごす時間が長くなりますね。せっかくですので、子どもにもお手伝いをしてもらいましょう。今回は、読めばお手伝いをしてみたくなる本をご紹介します。
どれをやってみたい?
『おてつだいの絵本』辰巳渚/すもとななみ/金の星社
幼い子どもと一緒にできるお手伝いって何があるのでしょう?どんなやりかたなら、できるのでしょう?この絵本では、子どもでもできるお手伝いの方法」をわかり易く楽しいイラストでご紹介。子どもと一緒に、「どれをやってみたい?」「これならできる?」と、楽しんで選べます。
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『サンタクロースのおてつだい』ロリ・エベルト/ペール・ブライハーゲン/ポプラ社
美しい写真絵本です。小さなオンヤの夢は、サンタクロースのお手伝い。ある日「そうだ、サンタクロースにあいにいこう。おてつだいをしますって、いいにいこう」スキーを履いて森へ出かけてゆきました。
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おつかいに、いけるかな?
『こんたのおつかい』田中友佳子/徳間書店
山の向こうのお豆腐やさんまで、おつかいを頼まれたこんた。張り切ってでかけてゆくと、道が二つに分かれています。片方の「もりのみち」は、おかあさんから「とおってはいけません」と言われていました。ところがこんたは、その道をどうしても通ってみたくなります。
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『あかずきん』グリム/バーナデット・ワッツ/岩波書店
よく知られたグリム童話です。様々な絵本が出版されていますが、昔話独特の怖さ、面白さ、「大人は何があっても子どもを守る」という大切なメッセージがきちんと伝わる一冊。美しい絵も楽しんで。
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「おるすばん」も立派なお手伝い?
『ピングー絵本たのしいおるすばん』小学館
人気のクレイアニメのピングー絵本シリーズの「おるすばん」編。最初は不安なお留守番。でも、子どもだけになったとたんに、あれもこれもとしたい放題。なんて楽しいのでしょう!でも、パパとママが帰ってきたらさあ、大変!親子であれこれ思いあたることがいっぱいです。そんな会話を楽しめる一冊。
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『クーのおるすばん』若山静子/西内ミナミ/鈴木出版
今日は子犬のクーがおるすばん。ちゃんと「いい子」でいられるのかな?いいえ、子犬は「いい子」でなんていられません。おへやのなかはめちゃくちゃに…。
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