[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー
台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
第38回たなばたの絵本
もうすぐたなばた。七夕は織姫と彦星が一年に一度会える日です。お子さんと一緒に夏の夜空を眺めたり、願い事を考えてみたり、行事食を作ってみたりするのも良いですね。
たなばたって、なあに?
『たなばた』君島久子/再話 初山滋/画
中国の七夕説話の再話に、美しい絵が添えられ、長く読まれている絵本です。幻想的な絵と語りやすい文章は他に類を見ない美しさで、幼い頃に、是非出会わせてあげたい一冊。テキストがしっかりしているので語り(ストーリーテリング)にもお勧めです。
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『たなばたまつり』松成真理子/作 講談社
七夕が近づくと、町のみんなは短冊に願い事を書き、広場の大きな笹に飾ります。すると、七夕の夜に不思議なことが…。季節と行事の読み聞かせ絵本のシリーズです。
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たなばたを楽しみましょう
『たなばたうきうき ねがいごとのひ』ますだゆうこ/作 たちもとみちこ/絵 文渓堂
お友だちがいない、たぬきのポコ。「いっしょにあそべるともだちができますように」と短冊に願いごとを書きました。すると短冊は風に乗って、きつね村のキコちゃんのところまで飛んでいきました。さて、キコちゃんはどうするのでしょう・・・。
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『たなばたプールびらき』中川ひろたか/文 村上康成/絵 童心社
ピーマン村の子ども達の願いはなんと、「天の川で泳ぐこと」。それを知ったデート中の織姫と彦星が、子どもたちを天野川へご招待。念願の天の川でプールびらき、実現です!
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たなばたのものがたり
『きつねのたなばたさま』正岡蕙子/文 松永禎郎/絵 世界文化社
きつねの子どもの夢はいつも同じ、「お母さんが帰ってきますように」。ある日、願いを書いたきれいな色紙を、笹の葉にかざっている人間の親子を見たきつねの子は、自分もお願いをしてみることにしました。
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『もうおねしょしません』寺村輝夫/さく いもとようこ/絵
育園での七夕行事での可愛いエピソードです。ねずみのちゅうこは保育園で七夕の飾りを作る前の夜、おねしょをして、元気がありません。ひとりだけお願い事が書けないでいます。
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