[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー
台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
第54回「クリスマスの意味を知る」
今年も華やかな季節がやってきましたね。クリスマスシーズンほど、世界の人々が一緒に祝い、楽しむ行事は他にないでしょう。素敵なことですね。だからこそ、今年はその本当の意味を、絵本でたどってみませんか?
「クリスマスの本当の意味」
『クリスマスおめでとう』ひぐちみちこ/こぐま社
幼い子向けのクリスマス絵本のなかでも、特に幼い子さん向け書かれています。作者のひぐちさんさんご自身が「クリスマスの本当の意味を教えたい」という願いから生まれた作品とのことですが、子どもたちの問い「クリスマスってどうしてお祝いするの?」に答えるとともに、命の尊さにも触れています。
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『しかけえほん クリスマスってなあに』ディック・ブルーナ 作/ふなざきやすこ 訳/講談社
イエス・キリストの誕生物語を通して、クリスマスの意味を、子どもにもわかる言葉を用いて楽しく伝える絵本です。1982年から読み継がれる、幼い子むけの誠実なクリスマスの由来絵本が、しかけ絵本としてリニューアル。
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「美しいクリスマス」
『クリスマスものがたり』パメラ・ドルトン 絵/藤本朝巳 文 /日本キリスト教出版局
アメリカの人気切り絵作家パメラ・ドルトンによる、優雅で繊細な切り絵で描かれたクリスマス絵本です。イエスの生誕から、ヘロデ王が亡くなりナザレへ戻るまでを、絵も言葉も美しく丁寧に物語っています。今年のクリスマスは是非ご家族で、極上の1冊をご堪能下さい。
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『名画でメリー・クリスマス』博雅堂出版
イエスの誕生にまつわる旧約聖書の物語「東方からきた三博士」から、ヘロデ王が亡くなりナザレへ戻るまで。500年以上昔に描かれ、今なお多くの人に感動を与えている名画10点で辿ります。
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「ツリーの由来」
『クリスマスツリーをかざろうよ』なかがわちひろ・訳/トミー・デ・パオラ 作/福本友美子 訳/光村教育図書
「ねえパパ、ママ、クリスマスツリーって、いつからあるの?」に始まり、オーナメントや装飾のことまで。子ども達と家族が、クリスマスツリーを飾りながらその由来を話し合います。巻末にはとてもかわいい天使の飾り工作の型紙もあって、クリスマスを迎えるワクワク感が高まります。
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『クリスマスってなあに?』ジョーン・G・ロビンソン 文・絵/こみやゆう 訳/岩波書店
「さあ、みんな、だんろのまわりにあつまって」赤ちゃんを抱いたお母さんが、イエスさまの誕生からサンタクロースまで、その由来を子どもたちに楽しく語り聞かせます。
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