[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー
台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
第57回「雛祭り」
3月は卒園・進級など、子どもの成長を実感する行事の多い月です。雛祭りもまた、子どもの健やかな成長や健康を、祝い喜ぶ行事です。今回は男の子も一緒に楽しめる雛祭りの絵本も選びました。先にご紹介した第34回(2020年3月)も併せてお楽しみください。
「男の子も一緒に」
『ようかいむらの どきどきひなまつり』たかいよしかず:作 国土社
人里離れた山奥にある妖怪村には、たくさんの可愛い妖怪が暮らしています。今日は妖怪村のひな祭り。女の子の妖怪たちは、朝からソワソワと、落ち着きません。何しろ、妖怪村では、妖怪たちがひな壇にあがるのです。さあ、いったい誰がお雛様になるのでしょう?
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『ひなまつりセブン』もとしたいずみ:作 ふくだいわお:絵 世界文化社
行事の由来や行事食がわかる、行事ヒーロー・セブンシリーズの1冊。空からヒーロー・セブンがやってきて、早速、おひな様たちのメンバー紹介をすると、お雛様たちは元気に動き出しました。
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「元気いっぱいのお雛様」
『ひみつ ひみつの ひなまつり』鈴木真美:作 講談社
ある日、押し入れから声がして…。 えいちゃんが開けててみると、そこにはお雛様たち!ところが、お雛様の様子が何か変です。どうやらお雛様は「気ままに過ごして」太ってしまったみたい。そこで、十二単のまま、走ったり、跳ねたり、ダイエット運動をはじめます。
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『ゆりちゃんの おひなさま』花山かずみ:作 PHP研究所
ひな祭りの朝、ゆりちゃんはアヒルのガーコやクマのトコちゃん、猫のタマたちをお雛様に紹介しました。すると、お雛様たちは羨ましがって、「わらわにも、なまえをつけてたもれ」と言い出します。さあ、ゆりちゃんはどんな名前を付けるのでしょう?
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「外へ飛び出したお雛様たち」
『のはらの ひなまつり』神沢利子:作 いわむらかずお:絵 金の星社
1980年から読み継がれてる作品です。ともこちゃんが折り紙で作ったお雛様たち。風で飛ばされ、たどり着いたのは、たんぽぽ野原の動物たちがひな祭りをしているところでした。さあ、どうなるのでしょう?タンポポ雛の作り方も載っています。
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『おひなさまのいえさがし』ねぎしれいこ:作 吉田朋子:絵 世界文化社
雛人形の店で 売れ残ってしまったお雛様たち 「こうしちゃいられない」と、真夜中に住む家を探しに出かけます。 でも、空いている家はなかなか見つかりません。そこにちょうどやってきた流し雛と一緒に川を下り始めます。さあどうなる のでしょう?
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