トップえ~本シェルジュ~子どものおすすめ絵本~第68回「うれしい絵本」

[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー 台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド

第68回「うれしい絵本」

立春を過ぎると 日が少しずつ長くなり始め、春の気配を感じます。それでもまだまだ寒い日が続きますね。この冬は例年にない 寒さだとか…。 そんな時、親子で読むだけで、心がポッと暖かくなる「うれしい絵本」をご用意してみました。
 

「ふれる」
01
『さわって さわって:ふれあいあかちゃん絵本』えがしらみちこ・作 小学館
「あたまふわふわ、おめめくりくり、おはなつんつん、おみみ、おてて、おなか…」赤ちゃんが、自分の体を順番に触ってゆきます。絵本の言葉(オノマトペ)に合わせ、優しくお子さんに触れてゆきましょう。親子で触れ合うことの幸せにあふれる、心地よい絵本です。
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『なでて』日隈みさき・絵 西川季岐・文 エンブックス メディアパル
「なでる」しぐさを繰り返す絵本の多くは、柔らかいものが登場しますが、この絵本はちょっと違います。0・1歳児さんはスキンシップを、2歳児さんは登場人物の意外性も含めて楽しめます。
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「はんぶんこ」
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『はんぶんこ』多田ヒロシ・作 こぐま社
「わっ いちごのケーキだ」「はんぶんこしよう」パンダさんが丸いケーキを半分こ。続く動物たちもスイカ、ピザなど仲良く半分こ。半分こをした、その後の展開が嬉しくって、思わずクスッ。『おんなじおんなじ』でお馴染みの、絵本作家で漫画家の多田ヒロシさん、80歳を過ぎての新作です。
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『はんぶんこ!』よねづ ゆうすけ・作 講談社
ねこさんがさかなを、ねずみさんがチーズを…身近な動物たちが好物を「はんぶんこ!」。その瞬間の笑顔がとっても素敵で「はんぶんこ」をしたくなります。穴あき仕掛け絵本。
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「ともだち」
03
『ともだちのいろ』きくちちき・作 絵 小峰書店
「くろちゃん なにいろ すき?」次々に、ともだちが来て尋ねます。くろちゃんは、かえるくんには緑、とりさんには赤、とかげくんには黄色…と、その都度ともだちの色に合わせ答えます。すると、友だちもくろちゃんも、嬉しくなって大はしゃぎ。ところが、今度はともだち皆が一緒にやって来て「くろちゃん なにいろ すき?」
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『はい たっち』からさわようすけ・さく エンブックス メディアパル
「はい たっち」、お友だちとご挨拶をしましょう。誰のおててかな?「はい たっち」で満面の笑みの動物たちが現れます。お子さんと一緒に「はい たっち」をしながら、楽しく読んでください。
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[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー 台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

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