第77回「どんぐり と リス の絵本」＆「世界を知る絵本 その５ 世界を楽しみながら知るしかけ絵本」

実りの秋、お散歩の途中でどんぐりを拾った方もいらっしゃることでしょう。森ではきっと、動物たちが冬の支度に大忙しなことでしょう。そんな季節に、子どもたちが大好きなどんぐりと、どんぐりが大好きなリスの絵本をご紹介しましょう。
「世界を知る絵本」５回目は、くるりと開く「しかけ」で、世界を楽しみながら知る絵本です。ご家族でどうぞ！

【どんぐり と リス の絵本】

『クルミの森の二ホンリス』福田幸広：写真 ゆうきえつこ：文／小学館／2018.06／3歳から
長野県八ヶ岳に棲む二ホンリスを何年もかけて撮った写真絵本です。どちらかと言えば、かわいいイメージのリスが、厳しい自然をたくましく生き抜く姿に驚きます。季節の移り変わりに変化するクルミの森の美しさも印象的。
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『どんぐり どんぐり』降矢なな：作／福音館書店／2023.10／0歳から
母さんりすが、森へどんぐり拾いに出かけます。落ち葉の中から「みーつけた ひとーつ」、木の根元から「みーつけた　ふたーつ」。さあ、一緒に数えてどんぐりを探しましょう。『こどものとも０,１,2　128号 どんぐりの絵本』が、待望のハードカバー化。
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『どんぐりないよ』間部香代：作 ひろかわさえこ：絵／鈴木出版／2017.09／2歳から
どんぐりが大好きなりすくんが、どんぐりパーティの準備をしています。
どんぐりを探しにとっとこ とっとこ、うんたか　うんたか、ずんずく ずんずく、走ります。
さあ、どんぐりは集まるのでしょうか？ 2.3歳児さんに人気の「たんぽぽ絵本リーズ」の1冊。
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『どんぐり』たてのひろし：作／小峰書店／2023.09／3歳から
美しい細密画で描かれた文字なし絵本です。にもかかわらず、ページをめくると、風が木々を揺らす音、風に吹かれてどんぐりが落ちる音、生き物たちのかすかな気配を五感で感じることができます。どんぐりから始まる命の繋がりを伝える絵本です。
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『もりのかくれんぼ　どこかなどこかな　どうぶつ、１００ぴき』フィリップ・ジャルベール：作 ふしみみさを：訳／小学館／2023.06／5歳から
遊びに行ったまま帰らないリスの子を心配し、お母さんとお父さんは森へ探しに出かけます。「どこかな？どこかな？」リスの子はどこに行ったのでしょう？ さあ、私たちも一緒に探しに行きましょう。フランスで出版された、縦35センチの大きく美しいアートな絵本です。
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【世界を知る絵本】

『まるい地球 みんなの世界』マルティナ・ホーガン：絵　ふかやかえ：訳／大日本絵画 ／2022.07／5歳から
世界を楽しみながら知る、しかけ絵本です。くるりと開いて、表と裏の表紙についたマジックテープで留めます。
すると、地球儀のように立たせることができます。地球には7つの大陸があって、さまざまな生き物がいて、
いろいろな建物があって…。世界をぐるっと見回しながら、ご家族で会話を楽しめます。
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