[児玉ひろ美]
JPIC 読書アドバイザー
台東区立中央図書館司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活動。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
第34回ひな祭りの絵本
3月3日は桃の節句、ひな祭り。子どもの健康と幸せを祈る行事ですが、お雛様を見ているだけで幸せな気持ちになりますね。今回は「ひな祭り」をテーマに絵本を集めてみました。
主役はおひなさま
『おいしいおひなさま』すとう あさえ:文 小林 ゆき子:絵 ほるぷ出版 2歳から
おひなさまが欲しくてたまらない、ねずみちゃん、りすちゃん、うさぎちゃん、たぬきちゃん。自分たちで作ることにしました。さて、持ち寄ったのは、チーズ、どんぐり、にんじん、お花…。いったい、どんなおひなさまになるのでしょう?
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『もりのひなまつり』こいでやすこ:作 福音館書店 3歳から
のねずみに招待されて森へ出かけたおひなさまたち、動物たちと一緒に、歌い踊ってひな祭りを楽しみます。
ところが大変、帰る途中で雪が降り始めます。おひなさま達はすっかり汚れてしまいました。
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ごちそう・行事食
『おひなまつりの ちらしずし』平野恵理子:作 福音館書店 3歳から
ノブの大好きなひなまつりのちらしずし。「ことしは、なおもいっしょにつくるのよ」と、お母さんが言いました。ノブは心配でたまりません。うまくできるのでしょうか?読むとちらしずしの作り方がわかって、きっと作りたくなります。
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『ひなまつりのちらしずし』宮野 聡子:作 講談社 3歳から
きみちゃんはおかあさんと「ちらしずし」を作ります。すると、おかあさんは、こんな歌を歌ってくれました。「はるの のはらに なのはなさん しあわせ みえるよ れんこんさん くるくる はたらく おまめさん じょうぶな えびさん ながいきさん」ちらしずしの材料にこんな意味があるなんて!
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おひなさまが「できるまで」「飾る意味」
『ひなにんぎょうができるまで』人形の東玉:監修 田村 孝介:写真 ひさかたチャイルド 4歳から
ひな人形は誰がどのように作っているのでしょう?その制作現場を取材した写真絵本です。お人形やお道具の意味も教えてくれます。たて開きワイド画面の7段飾りのおひなさまも素敵!
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『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』妹尾 七重:作 岡本 順:絵 教育画劇 3歳から
時代と共に姿を変え、現代まで伝わってきたひな祭り。人形にけがれを移し、一年の無事を願うひな祭りの意味や昔の人の素朴な生活が伝わってきます。
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