常磐短期大学准教授、アクトウェア研究所代表、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。乳幼児の発達心理学を専門とし、子どもの排泄行動などを研究テーマにしている。著書に絵本「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」「うんこダスマン」(ほるぷ出版)、「保育園は子どもの宇宙だ!トイレが変われば保育が変わる」(北大路書房)などがある。幼稚園、保育園の園環境のデザインや提案を行っており、特にトイレ空間が得意である。
[第1回~第21回執筆者]
環太平洋大学教授・お茶の水女子大学名誉教授・十文字学園大学名誉教授・福岡女学院大学大学院客員教授、学術博士。発達心理学、言語心理学、認知科学、保育学を専門とする。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(冨山房インターナショナル)など多数。
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[第1回~第21回執筆者]
環太平洋大学教授・お茶の水女子大学名誉教授・十文字学園大学名誉教授・福岡女学院大学大学院客員教授、学術博士。発達心理学、言語心理学、認知科学、保育学を専門とする。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(冨山房インターナショナル)など多数。
第6回 「1~2歳児のママへ」編2
子どもが子どもでいられる時間は長いようで、とてもみじかいものです。
「いい親」になろうとがんばりすぎず、焦らず、
お子さんと一緒に1歩ずつ、楽しみながら進んでください。
(内田伸子先生著書『子育てに「もう遅い」はありません』より)
―たのしく・あそぶ・まなぶ・そだつ―「楽習」
させてますか?「泥んこ遊び」 感性を磨く大事な遊びです。
最近、砂場が汚いから遊ばせたくないという親御さんが増えているようですが、子どもは少々のことでは病気にはなりません。
子どものころから体を汚さないような遊びばかりしていると、それこそさまざまな菌に対する抵抗力ができないのではないかと思います。
遊んだ後にうがいをし、きれいに手と足を洗えば大丈夫でしょう。
子どもはとても感覚がするどく、体が受けるさまざまな感覚や刺激から、多くのことを学んでいます。
特に土や砂、水などは身近にあって、手で感じられるすばらしい材料です。
砂でお山を作って水で固めて、時には水をかけすぎて山が崩れてしまうでしょう。
そんな失敗のあとに高い山を作れたら、大喜びです。
さらには山にトンネルを掘っておもちゃの車を走らせてみたり、穴を掘ってダムや池をこしらえて水を入れたりと、さらに新しい遊びへと発展していきます。想像力をフル回転させながら遊んでいるのです。
泥んこになって遊べるのはほんのわずかな期間なので、周りの大人は顔をしかめたりせず、「いっぱい遊んだねえ」と声をかけてあげてほしいものです。
もし、子どもが泥だんごを作って「ハイ」と差し出したら、「いただきます」と受け取りましょう。
「このおだんごにはあんこが入っているのね」などと言ってみてください。「これはクリームが入っているの」
「これはきなこがかかっているよ」と、次々想像の世界が広がっていくでしょう。
me[ミー]秋号2015 autumn Vol.28より転載
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