トップ教えて!ハテナさん~子育てコラム~第8回 「1~2歳児のママへ」編4

常磐短期大学准教授、アクトウェア研究所代表、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。乳幼児の発達心理学を専門とし、子どもの排泄行動などを研究テーマにしている。著書に絵本「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」「うんこダスマン」(ほるぷ出版)、「保育園は子どもの宇宙だ!トイレが変われば保育が変わる」(北大路書房)などがある。幼稚園、保育園の園環境のデザインや提案を行っており、特にトイレ空間が得意である。

[第1回~第21回執筆者]
環太平洋大学教授・お茶の水女子大学名誉教授・十文字学園大学名誉教授・福岡女学院大学大学院客員教授、学術博士。発達心理学、言語心理学、認知科学、保育学を専門とする。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(冨山房インターナショナル)など多数。

第8回 「1~2歳児のママへ」編4

子どもが子どもでいられる時間は長いようで、とてもみじかいものです。
「いい親」になろうとがんばりすぎず、焦らず、
お子さんと一緒に1歩ずつ、楽しみながら進んでください。
(内田伸子先生著書『子育てに「もう遅い」はありません』より)
―たのしく・あそぶ・まなぶ・そだつ―「楽習」

 

与える「おもちゃ」は少ないほうが「集中力」が育ちます!

 
おもちゃで遊んでいてもすぐに飽きてしまう、次々に違うおもちゃで遊んでいる……こうした光景を見ると、「集中力がないのでは?」と心配になる親御さんもいるでしょう。
1歳前後の子どもは、ひとつのものにじっくりと取り組むのはまだ無理のようです。ひとつに集中できないから、他に目移りしてしまうのです。子どもとはそういうものですから、あまり気にする必要はないでしょう。
子どもはひとつお気に入りのものが見つかると、飽きずに遊んでいます。
ラップの芯やペットボトルが大のお気に入りの子どもは、そこらじゅうをポンポン叩いて遊んだり、転がしたりして喜んでいます。そういうときは「こんなもので遊ばないで」と取り上げたりせず、気が済むまで遊ばせてあげましょう。

  

限られたおもちゃから新しい遊びを考えるのは発想力を養うチャンスですし、集中力も高まります。
今ある素材を上手に活かして、子どもの集中力を少しずつつけていきましょう。

  

 
me[ミー]秋号2015 autumn Vol.28より転載

記事一覧

常磐短期大学准教授、アクトウェア研究所代表、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。乳幼児の発達心理学を専門とし、子どもの排泄行動などを研究テーマにしている。著書に絵本「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」「うんこダスマン」(ほるぷ出版)、「保育園は子どもの宇宙だ!トイレが変われば保育が変わる」(北大路書房)などがある。幼稚園、保育園の園環境のデザインや提案を行っており、特にトイレ空間が得意である。

[第1回~第21回執筆者]
環太平洋大学教授・お茶の水女子大学名誉教授・十文字学園大学名誉教授・福岡女学院大学大学院客員教授、学術博士。発達心理学、言語心理学、認知科学、保育学を専門とする。著書に『子育てに「もう遅い」はありません』(冨山房インターナショナル)など多数。