第15回 「図鑑型」の子どもと「物語型」の子ども 編3
―たのしく・あそぶ・まなぶ・そだつ―
今回は、子どもの「脳の育ち」を軸に、子どもの成長のプロセスを
内田先生がやさしく解説してくださいます。
脳の発達の段階に応じた、折々の子どもの姿がわかると、
子育ては一層たのしいものになることでしょう。
お母さんは、子どもの苦手を応援するサポーターに
『うちの子は一人遊びが好きで、友達の輪に入っていこうとしません。どうしたら、友達となかよく遊べるようになるでしょうか?』というお悩みをお持ちのお母さんから相談をいただきますが、おとなでも大勢の友達とにぎやかに食事をするのが好きな人もいれば、一人で読書をするのが好きな人もいます。自分なりの人との付き合い方は自然と身につけていくものではないでしょうか。
また、おとなになるにつれ、図鑑型と物語型の区別はハッキリとはしなくなります。いろいろな人とかかわる中で、自分の気持ちをコントロールすることができるようになります。やがてバランスよく両方を兼ね備えるようになるので、図鑑型の人でも上手に人の輪に溶け込めるようになるでしょう。子どものころはおとなしくても、おとなになると活発で活動的になる人も大勢います。
いまのうちは友達と遊ぶのを嫌がっても焦らず、お母さんは子どもの上手な「サポーター」になりましょう。
ちなみに、アイボを見て怖がった物語型の子も、お母さんが「大丈夫よ」「ワンちゃんかわいいわね、カワイイカワイイして」とにっこりすれば、安心してアイボに触ります。親は子どもを次のステップへ導く橋渡しになっているのですね。
me[ミー]夏号2016 Summer Vol.31より転載