便育コラム 第6回うんちに「バイバーイ!」
子どもって、うんちをトイレに流すときに「バイバーイ!」ってすることが多いですよね。
「バイバイ」してすぐに便器から離れる子ども、うんちが見えなくなってもしばらくじっと便器を見ている子どもとさまざまです。
親が「うんちにバイバイしようね」と誘いかけたことがきっかけになることもあると思いますが、この時期の子どもが花や人形などにもあいさつしたり、話しかけたりすることとも関連があるでしょう。
そしてまた、子どもにとって「うんち」は特別な意味を持っているからともいえると思います。
赤ちゃんの頃から「うんち」はお母さんと子どものコミュニケーションに大きな役割を果たしています。
お母さんが「いいうんちね」と褒めてくれたり、おむつ交換のときにからだをなでてくれたり、時にはくすぐり遊びに発展して笑いあったり、子どもにとって「うんち」は幸せな時間の合図でもあるのです。
おむつやパンツを交換するときに、子どもが抵抗するときがあります。
機嫌が悪いとき、眠いとき、いろいろな理由があると思います。
たとえばお母さんが履かせてくれたパンツをわざと下げてみたり、逃げまわってパンツを履くことに抵抗したり。
そんなとき、子どもの様子はニヤニヤしてうれしそうにしていることもあります。
お母さんにとっては、忙しい中で、余計に手を取られて「もう!いい加減にして!」という気分ですが、抵抗すればするほどお母さんが構ってくれるので子どもはうれしくてしょうがないのです。
「今はそんなことに付き合っている時間がないのに」というタイミングでやられてしまうとほんとうに参ってしまうのですが、大人が忙しくしているときにこそ、子どもは構ってほしくて、そんな行動に出てしまうのかもしれません。
子どものうんちに対する「バイバイ」は、同時にそのうんちを一緒に見ているお母さんとの幸せな時間に対する「バイバイ」でもあるのです。
排泄が一人でできるようになることは、親から離れていくということでもあります。
こうやって、子どもは毎日、毎日少しずつ親から離れていく準備をしているのかもしれませんね。